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福知山線脱線事故 テレビを見て [意見や感想]

 本日の0時30分頃プロレスのSUWA引退試合を見ようと早めにテレビを付けていた私の目に「脱線事故の被害者」のテレビ番組が目に入った。99%死ぬであろうと言われた人が生き延びた話であったが、この番組で改めて脱線事故を考えてみようと感じた。

 この脱線事故、私が高校生の時に起きた事故で、メールサービスでニュース配信を設定していた私の携帯に授業中に第一報が入ってきた事を覚えている。昼休みに友人の携帯電話を借り、そのテレビ機能でニュースを見て、その後担任の教師と話し合ったりもした記憶がある。普通の高校生であればこういった事故があったで終わったのだろうが、鉄道ファンであった私から見ると(といっても鉄道ファンの中でも私は廃線散策で分野が違うと言えば違うのだが)なんで鉄道先進国である日本でこんな前近代的事故が発生したのだろうか?と。

 ニュース番組を見ていると、各番組様々な専門家を呼び原因を分析していた。ただどの番組を見ても「JRの職員が事故があった日に飲み会をやっていた」など、直接事故とは関係ないといっては悪いのだが、会社を叩く行為ばかりをして、鉄道事故の本質に迫る事をあまり報道していなかった気がする。

 ATSが付いていればこういった事故は防げたとも報道でやっていたが、そもそもの問題点からして、なぜこの運転手は脱線するような速度まで車両を加速させなければならなかったのか?近郊の私鉄との壮絶な争い等、この鉄道事故に至った経緯は運転手や車掌の責任ではなく(無論運転手や車掌の責任はでかいが)JR西日本という組織自体が生み出したものではないのか?と

 こう考えがまとまったあとに、私が良く見ていサイトの管理人が巻き込まれており、そのサイトに事故のまとめを書いているのを発見した。

         http://www.kysd.net/index.html

 このサイトの管理人の着眼点は私が見ていてかなり衝撃を受けた。鉄道ファンの視点から見た点、被害者から見た点など細かく書いてあり一度見ておくと良いサイトだと思います。尚現在その内容が書籍化されておりますのでそちらをご覧になったほうが良いでしょう。

 結局ドキュメントを見て「鉄道事故」という、交通手段の中では安全な部類に入るであろう大衆の移動手段でのこういった事故の恐ろしさや、その後遺症を改めて認識したわけですが、良く考えると私も鉄道事故に巻き込まれた事があるなと。津軽海峡線での列車事故に巻き込まれていたと言う事を思い出しました。

 鉄道であろうと航空機であろうと自動車であろうと何であろうと、事故と言うものは確率的には変わりますが、巻き込まれる可能性が無いとは言えないものです。こういった事故の可能性を下げるためにも、その交通手段に関わる人や企業などは「命を預かっている」という事を忘れずに業務をしてもらいたいものです。

福知山線5418M 一両目の真実

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  • 作者: 吉田 恭一
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  • 発売日: 2006/11/21
  • メディア: 単行本

なぜ福知山線脱線事故は起こったのか

なぜ福知山線脱線事故は起こったのか

  • 作者: 川島 令三
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本

読んでみると非常に面白いと思われます。


2007-02-05 14:32  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

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